年頭挨拶

新年明けましておめでとうございます。


東京共済病院 院長 久保田 俊郎
国家公務員共済組合連合会 東京共済病院
病院長 久保田 俊郎

 皆様におかれましては、健やかに新年を迎えられましたこととお慶び申し上げます。コロナ禍により、いつもとは違う様相の新年となっているようですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。私にとりまして、東京共済病院に赴いてから5回目の年始を迎えましたが、当院でもコロナ患者の入院数がかなり増えており、その対応に追われ慌ただしく、また緊張した日々を過ごしております。
 昨年はまさにコロナで明けコロナで暮れたという印象で、当院でも医療体制や経営・運営の面で、大きな影響を受けました。その弊害としては、入院・外来の患者総数が大幅に減少し、厳しい経営状況に陥ったことや、多くのスタッフが多大な不安とストレスに晒されたことなどが挙げられます。一方、改善された点も多々みられ、その第一に、当院がコロナ重点医療機関、感染症診療協力機関、コロナ疑い地域救急医療センターとして、コロナ禍に対峙していることです。逼迫した医療体制の中で地域医療支援病院としての役割をしっかり果たし、さらに各一般病棟・外来・手術室・検査室などもコロナ対策を徹底させ、気を緩めることなく粛々と、日常の医療業務を継続しております。
 「ピンチはチャンス」という言葉があるように、今こそ旧態依然とした体制を前へ進める絶好のチャンスと考え、「当院の医療体制は、コロナ前よりずっと良くなった」と社会から評価されるように、努力を続けて参ります。今年の活動のビジョンは、「コロナ禍に対する医療と通常診療の両立」であり、内科系診療科では、各診療内容をより活性化して良好な診療連携を図り、外科系診療科では、コロナ禍以前の手術件数を超えるべく努力する所存です。そのために、必要不可欠な人員や医療器材・備品を補充し充実させながら医療レベルを向上させ、院内での明るく豊かな環境作りを心がけます。当院では、低侵襲外科を中心に外科系診療科の腹腔鏡下手術件数が年々増加し、4年目を迎える緩和ケア病棟も軌道に乗っております。正常圧水頭症センターは、常に本邦トップレベルの手術数を誇り、主要な内科系・外科系診療も年々充実しつつあります。今後も医療体制を強化し優れた医療スタッフを結集して、信頼され親しまれる地域医療支援病院としての存在感を高めるよう頑張ります。さらに、連携登録医や医療関連施設との連携を強化し、地元医師会やクリニックの先生がたとの懇親も深めていきたいと考えております。2021年の当院のスローガン 「一致団結 one team, one family, one dream」 を実践し、スタッフ一同心を一つにして、皆様の健康増進に貢献します。
 令和となって3年目の本年が、皆様にとって素晴らしい年となりますようお祈り申し上げます。

2021年1月
国家公務員共済組合連合会 東京共済病院
病院長 久保田 俊郎