施設長挨拶

 ケアなかめぐろは東京共済病院内に併設された介護老人保健施設(「老健」)です。介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム「特養」)が身体機能や認知機能の低下が進んだ高齢者の終末期までの療養を目的としているのに対して、老健は急性期を乗り越えて慢性期に移った患者様が住み慣れた自宅に戻れるように、主として身体機能の面での回復やその維持をめざしています。そのため、医療、看護、リハビリ、栄養等の面でスタッフの充実が求められていますが、幸い小児科を除き、ほぼ全科がそろっている東京共済病院の医療スタッフの全面的なバックアップを得て職員一同この目的に向かって取り組んでおります。なお、老健の入所期間は特養のように無期限ではなく、ゴールに向かって3か月毎に退所か入所継続かの判定が行われます。
 入所以外に当施設では、短期間のショートステイ、ご自宅までのバス送迎付きの通所サービス(デイケア)も行っております。デイケアでは、健康体操・入浴などのほか、ご希望により、専門的なリハビリも選択できます。これらはいずれも介護保険のサービスとして行われますので、要介護認定を受けて要介護1~5にあたることが要件です。各地域の包括支援センターまたは区役所の介護保険課にご相談ください。
 高齢者は様々な病気の脅威に常にさらされています。新型コロナウイルス等の新たなウイルス感染症、誤嚥などによる難治性の細菌性肺炎、思いがけない転倒による頭部打撲や骨折、老化による心臓や脳の病気など、多くの場合救急の対応が必要です。私どもは病院付設の長所を最大限に生かし、当施設を利用して頂いている皆様の安全を第一に考えて業務に努めて参ります。



岸 幸夫