リウマチ膠原病科



診療内容

 膠原病には関節リウマチ(RA)、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性・皮膚筋炎、血管炎症候群などがあります。また、膠原病類縁疾患として、ベーチェット病、成人Still病など多数の疾患があります。
 膠原病は、同じ病名でも患者さんにより症状、障害の種類や程度は多彩です。また結合組織のみならず様々な内蔵に症状が及ぶことがあります。私達は患者さん個別の症状、臓器にとらわれず、全身をみながら最も適切と考えられる治療を行って参ります。また、整形外科、リハビリテーション部とも協力して、薬物療法、手術、リハビリテーション、生活のサポートを一貫して行っています。
 一般に膠原病は慢性的であり、長期間の治療が必要です。また、発症後早期に正しく診断して、適切な治療を行うことが大切です。関節炎、原因不明の発熱など膠原病が疑われる方がおられましたら、是非ともご受診、ご紹介下さい。


主な診療疾患

疾患名
関節リウマチ リウマチ性
多発筋痛症
全身性
エリテマトーデス
血管炎症候群 多発性・皮膚筋炎
強皮症 混合性結合組織病 シェーグレン症候群 ベーチェット病 成人ステイル病


代表的な疾患の診療実績

入院患者内訳 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度
関節リウマチ 22 26 32 25 20 105
リウマチ性多発筋痛症 9 9 2 4 2 26
全身性エリテマトーデス 1 4 1 6 8 20
血管炎症候群 3 6 2 9 10 30
多発性・皮膚筋炎 3 1 0 3 1 8
強皮症 2 2 2 1 6 14
成人Still病 2 1 4 0 2 9
他のリウマチ性疾患 14 9 12 14 15 64
感染症など 45 34 37 30 31 177


代表的な疾患の診療実績

 関節リウマチ (RA)にて定期受診されている患者様は年々増加し、2015年4月—5月約190名でした(図 1)。
 2015年12月に外来受診された関節リウマチ(RA)患者(50名をランダムに抽出)のMTX使用率は 70% (n=35)、生物学的製剤使用率は22% (n=11)でした。
 RAの疾患活動性は、関節所見や炎症所見、患者・医師評価を組み合わせた複合的指標(例 SDAI, DAS-28 CRPなど)を用いて評価します。現在における治療の目標は活動性が消失した状態である臨床的寛解をまず達成することです。進行した患者さんや長期罹病した患者さんは低活動性が当面の目標となります。寛解達成率は36%、低活動性達成率は46%でした(図 2)。リウマチの診療は日進月歩です。今後さらに改善するように務めます。


図 1. 外来におけるRA定期通院患者数
外来におけるRA定期通院患者数
図2. RA治療成績(疾患活動性の割合(%))
外来におけるRA定期通院患者数