呼吸器科



呼吸器科の特色

 2016年4月より、外来診療を全て常勤医師で行います。
 土曜日の開庁日の外来は、従来通り交代制で診療を行います。



診療内容

 呼吸器感染症、肺癌、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、びまん性肺疾患、気胸などの呼吸器疾患全般を対象としています。あらゆる疾患に対して最新の知見に基づいた正確な診断と治療を実践しており、そのための医療機器等も十分に揃えています。当科は呼吸器外科と共に呼吸器センターとして稼働しており、手術適応の患者さんに対しても、迅速な対応ができるよう体制を整えています。
 近年高齢化により急性期から慢性期までの様々な呼吸器疾患や合併症を抱えた患者さんが増えています。特に肺癌に関しては、全臓器の癌の中で死亡数がトップであり、当院での肺癌患者数も増加傾向にあります。中規模病院ならではのフットワークを生かし、院内他科や他職種との連携を行い、患者さんにとって最良の医療を提供できるように心がけています。


主な診療疾患

  • 感染症:肺炎 誤嚥性肺炎 肺真菌症 肺結核後遺症 膿胸 胸膜炎 など
  • アレルギー:気管支喘息など
  • 悪性腫瘍:原発性肺癌 縦隔腫瘍 悪性胸膜中皮腫 転移性肺腫瘍 など
  • 閉塞性肺疾患:肺気腫 慢性気管支炎 びまん性汎細気管支炎 など
  • 間質性肺炎:特発性間質性肺炎、膠原病肺、サルコイドージス、好酸球性肺炎、過敏性肺炎、薬剤性肺障害、ANCA関連肺疾患など
  • 嚢胞性肺疾患:自然気胸 など
  • 呼吸不全:在宅酸素療法(HOT) 非侵襲的陽圧換気(NIPPV) 睡眠時無呼吸症候群

外来診療

  • 平日月曜日~金曜日は、毎日2名、土曜日(開庁日)は交代制で1名の呼吸器科医が診療に従事しています。
  • 当院には外来化学療法室があり、肺癌の抗癌剤治療を外来通院で行うことができます。
  • かかりつけ医より事前に当院の地域医療センターへ連絡して予約して頂くと、待ち時間が少なく診察を受けることができます。
  • 慢性閉塞性肺疾患に対して、外来でも呼吸リハビリができるようになりました。

禁煙外来

  • 毎週月曜日午後に禁煙外来(予約制)を設けています。
  • 禁煙外来は一定の条件を満たした喫煙者であれば、健康保険が適応されます。
    治療期間は12週間で5回の診察となります。

入院診療

南館9階が入院病棟であり、呼吸器外科と連携して呼吸器センターとして稼動しており、幅広い呼吸器疾患に対応することが可能です。

  • 肺癌に関しては、国内で承認されている抗がん剤を全て使用することが可能です。放射線治療が必要な患者様に対しては、当院放射線科と協力して治療を行います。2016年より、当院でもニボルマブ(オプジーボ®)による治療を開始しました。
  • 慢性呼吸不全に対しては、呼吸リハビリ、在宅酸素(HOT)、在宅人工呼吸療法(NIPPV)などの導入を行います。
  • 重症の患者さんに対しては中央館3階にあるICU(集中治療室)に入室して頂き、人工呼吸器、人工透析などの集学的治療を行います。
  • 定期的にソーシャルワーカー(医療社会福祉士)とのカンファレンスも実施しており、退院支援体制も充実しています。

※当院は結核疾患用の設備がないため、隔離が必要な場合は結核疾患用の設備のある医療機関へ紹介します。紹介医療機関退院後は、引き続き当院での通院治療が可能です。


診療の実績・治療成績

気管支鏡検査について

気管支鏡検査は毎週水曜日と金曜日に行っており、できるだけ早く検査が受けられる体制にしています。

  • 検査
    肺癌の診断目的のTBB(経気管支生検)
    びまん性肺疾患の診断目的のBAL(気管支肺胞洗浄)
    TBLB (経気管支肺生検)
    EBUS-GS(ガイドシース併用気管支腔内超音波断層法)
    縦隔リンパ節病変の診断目的のEBUS-TBNA(超音波内視鏡下リンパ節生検)
  • 治療
    気管内ステント留置
    APC(アルゴンプラズマ凝固療法)
    スネア焼灼術

  2011年度 2012年度 2013年度 2014年度
入院患者数 552 565 551 521
呼吸器感染症 257 243 237 215
肺癌 124 166 147 170
気管支喘息 35 27 19 7
気胸 27 20 28 17
間質性肺炎 20 28 27 24
その他 89 81 93 88
新規肺癌患者 22 32 39 42
気管支鏡検査数 131 166 166 138