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脳神経外科の特色
他に特発性正常圧水頭症や顔面痙攣、三叉神経痛治療も行っています。
クモ膜下出血や各種の脳腫瘍に対する外科治療を得意分野としています。
クモ膜下出血(脳動脈瘤)については急患数の増加に伴い増加中です。
脳腫瘍は、聴神経腫瘍の紹介症例が多くみられます(関東地区で3指に入る手術数を数え、通常の片側性聴神経腫瘍については、輸血0、全例 社会復帰を果たしています)。
神経内科と共に脳梗塞急性期の血栓溶解療法も行っています。
担当医師
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実績
最近のトピックス「聴神経腫瘍機能温存手術」
図1は中年男性の小型腫瘍例(右側)で、顔面神経と聴力のほか上前庭神経機能も温存し、術後の平衡障害発生を防ぐことができました。他に若い女性症例にも同様な手術が実施されました。
<解説>最近聴神経腫瘍の多くが下前庭神経起源であることが分かってきており、小型腫瘍については理論上、上前庭神経の温存が考えられていた。聴神経腫瘍では既に上前庭神経機能の廃絶しているものが多いが、小型腫瘍(内耳孔から脳側へ突出した部分の腫瘍径が1cm以下のもの)では、聴力のほか上前庭神経機能が良好に残っている症例が見られるようになった。上記症例はその1例で選択的な腫瘍切除術を実施したものです。(2007年聴神経腫瘍研究会、ならびに聴神経腫瘍国際会議[バルセロナ]にて発表)

図1.左は術前、右は術後。左図矢印の腫瘍は術後消失。

図2.術後の温度眼振反応で、左右差はみられず。
この検査は外耳道に冷刺激(または温刺激)を加え、誘発されるメマイ反応を調べるもので、外側半規管(上前庭神経)の働きを示します。上から2段目(手術側)と4段目の速度波形がほぼ鏡面像になっています。
2)大型腫瘍で術後聴力が改善
図3は中年女性の大型腫瘍(31mm大)で、当初からガンマナイフ治療を予定し、これを安全に実施するため、腫瘍の部分切除を希望されて来院。腫瘍切除を実施し19mmほどに縮小(容積にして75%切除)。その際、内耳道後壁も削除したが、その結果聴力は殆ど聞こえない96.3dBから43.8dB(0dBが正常平均)へと著明に改善(図4)。
<解説>聴神経腫瘍手術では、聴力改善することはまれで、改善してもその多くが小型腫瘍例でした。大型ではこれまでに世界で数例しかなく極めてまれなことです。この例は初めから全摘は目指さず、ガンマナイフの安全照射のための腫瘍容積縮小を目的としたわけですが、術後蝸牛神経(聞こえに関する神経)の減圧効果が特殊なMRI画像で観察され、このことが、聴力回復につながったものと考えています。(2008年聴神経腫瘍研究会ならびに脳神経外科学会総会ミニシンポジウムにおいて発表)

図3.左が術前、右が術後.31mm大の腫瘍を部分切除(19mm大)し、内耳道後壁を削除。

図4.術前後の純音聴力図.術前96.3dBから43.8dBに改善。
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