新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。


東京共済病院 院長 久保田 俊郎
東京共済病院
病院長 久保田 俊郎

 皆様におかれましては、健やかに新年を迎えられましたこととお慶び申し上げます。旧年中は、多くのご指導、ご支援を頂き、誠に有難うございました。当院に赴任してはや9か月が過ぎ、はじめての年始を今新鮮な気持ちで迎えております。新しい環境にもだいぶ馴染み、当病院までの行き帰りに目黒川周辺の自然を眺めながら、四季おりおりの木々の移ろいを楽しんでおります。
 昨年は、新たに救急科、心療内科、血液内科を立ち上げ、消化器科、神経内科、婦人科では新しい診療科長を迎えることができ、消化器科、麻酔科、泌尿器科で医師を増員しました。4月には、乳がん・大腸がんの東京都癌診療連携協力病院として認可され、新規MRI装置も導入し、当病院のさらなるレベルアップが図られました。一方、毎月1回当院医療スタッフによる院内講演会を開催し、地域の方々とのコミュニケーションを大切にしております。また、毎年行われる連携医師懇親会や地元の医師会の行事などには各科の医師が極力参加し、近隣の病院・クリニックの先生がたとの連携も順調に進み、「地域医療一人ひとりときちんと向き合う病院」という昨年のスローガンを着実に実践しました。11月に開催した当病院創立85周年記念講演会では、東京大学大学院肝胆膵外科の國土典宏教授の特別講演を拝聴し、多くの参加者とともにこの吉事を盛会裡に祝うことができました。
 新年となり、当病院はさらなる飛躍を目指して着実に前進します。具体的な取り組みとしては、1)新規患者獲得のための地域性の検討、2)院内各診療科の連携のさらなる強化、3)予防医療に向けた医療戦略の実現、4)DPC制度を活用した医療管理体制の強化、5)療養病棟の転換のための方策、などが挙げられます。しかしその実現のためには、病院スタッフの意識の向上と相互の理解・連携が必要であり、また一方、他の方々に対するリスペクト(尊敬の念)と、ぬくもりのある気くばりのきいた気持ちも大切となります。
 本年の干支は酉ですが、中国の古書の中に「天にあらば、比翼の鳥」という一節があります。比翼の鳥とは伝説の鳥で、「目が一つ、翼が一つの雌雄2羽の鳥が、一体になって飛ぶ」といわれ、男女の契りが深いことのたとえと聞いておりますが、これを拡大解釈して、「病院スタッフが連携を強め一体化して比翼の鳥となり、心を一つにして大空に大きく飛躍すること」を、本年の目標に掲げたいと考えております。
 本年も、皆様にとってよい年であります事をお祈り申し上げます。

平成29年1月1日